ヨガの呼吸法で自律神経を整えましょう
おはようございます。
埼玉県川口市鳩ヶ谷でヨガ教室「ひだまりヨガ」代表kumikoです。
ヨガは呼吸を大切にしています。深く呼吸を通しながらポーズを行うことでより心地よさを感じることができます。特に難しく感じるポーズの時は「呼吸を深めるチャンス!」呼吸がポーズを助けてくれます。そして呼吸は自律神経を整えることができます。唯一自律神経をコントロールすることができるのが呼吸です。
呼吸を感じる余裕がない!
ヨガを始めたばかりでは、ポーズに気を取られてなかなか呼吸を味わうなんてことが難しく感じるかと思います。・・・ポーズが全てじゃないと言いながら、「膝の向き正面!、両足強く踏んで!、肩下げて!」と指示が入るととても呼吸どころじゃありません・・・
ポーズが全てじゃないですよ。というのは「ポーズの完成系が出来なくてもいい」という意味です。怪我をしそうなポイントや、呼吸が詰まっていそうなポイント、鍛えてほしいポイントの指示をしているのでポーズのキープで力が入ってしまって呼吸が止まっているなと感じた時は少しポーズを緩めてみましょう。頑張りすぎて肩がつまっている時、呼吸が浅くなっている時です。そんな時は「呼吸して」と声がけ(しつこいくらいに・・・)していますので、呼吸に意識を戻してくださいね。
人と比べなくていいのです。自分の心地よい呼吸ができるところでキープしましょう。もちろん怪我しないポイントはお伝えしますので、そこは守って安全にヨガを楽しんでください。
基本のウジャイ呼吸
ヨガでは呼吸法のことをサンスクリット語で「プラーナヤーマ」と言います。プラーナは生命のエネルギーや生命力、アヤーマは伸ばす、拡張するという意味で2つの言葉からできています。プラーナと言う生命力を拡大させて体の隅々まで広げていくのがプラーナヤーマです。数あるプラーナヤーマの中で代表的な生命力を広げるウジャイ呼吸(勝利の呼吸法)からお伝えします。
腹式呼吸になります。吸う時にお腹を膨らまして、吐く時にへこませます。吐く呼吸がわかりにくい場合、「窓ガラスを曇らせるときの吐く息」と同じでお腹をへこませ口を閉じて「んー〜〜」と吐いてみます。
- 楽な姿勢(あぐら)で座ります。
- 目を閉じて呼吸だけに意識を向けます。
- 吸う時に背筋伸ばして、吐くとき背骨まっすぐ保ったままお腹へこませます
- 心の中で呼吸のカウントとってみましょう。最初は5カウントから始めて、吐くときは少し長く6カウント。徐々にカウント増やしていきます。
3〜5分程度練習しましょう。
ハタヨガでは最も大切なウジャイ呼吸
ストレスを感じたり、急に涼しいところから暑いところに行くような温度差や季節の変わり目などにも自律神経が乱れます。自律神経が乱れると、暑くないのに汗が出たり動悸がしたり肩こりや頭痛、めまいや不眠、便秘や下痢…様々な体の不調が出てきます。深い呼吸をすることで自律神経の乱れを整える効果があります。
ウジャイ呼吸は体の換気量が6倍も増加すると言われています。体の内側から温まり腹式呼吸でインナーマッスルも鍛えられます。マスターするとこの呼吸が心地よく深めるごとに落ち着いてくるのを感じることができます。リラックス状態と集中状態を両立させることができます。しっかり呼吸を通すことでポーズは後から付いてくるようになります。
まずはウジャイ呼吸から覚えてみませんか?