規則正しく暮らす事 〜ヨガの八支則【ヤマ・ブランマチャールヤ編】〜
ヨガの八支則のうちのヤマ=人との関わりの中で慎むべき行為(基本的に人にされて嫌なことはしない)の一つブランマチャールヤ=規則正しく暮らす事についてです。
おはようございます川口市鳩ヶ谷の少人数制ヨガ教室「ひだまりヨガ」代表インストラクターのKumiko です。
本日はヤマの4つめ「ブランマチャールヤ」規則正しく暮らす・禁欲。という事についてです。規則正しい生活が自然にできるようになった時に、精神的な力と望みを叶える強さが得られるという教えです。
ヨガって日常生活そのもの
インドでは聖典を学び、ヨガをする学生をブランマチャールヤ(学生)と言います。彼らは毎日、太陽が昇る前に起き、体を洗い、清潔な服を着て、太陽や自然の法則を迎える儀式をして、儀式で捧げたものを体に取り入れるよう食し、繰り返し勉強し瞑想します。ヤマ・二ヤマを忠実に守り、生き方全体をヨガにするような実践をしています。
規則正しい生活がや行いが、大事なヨガの基礎を作るとされています。ブランマチャールヤができる人は、だらしなく怠惰に無駄に時間を使ったり、奇妙な習慣に執着したり、貪ったり中毒になることはありません。
禁欲というのは、昔はヨガそのものがインドの男性ための修行のものでした。主に男性の性欲についてコントロールすることも指しているそうです。
ヨガのティーチャートレーニング中はこのブランマチャールヤの実践に生活を捧げていました。朝4時に起きて、夜は10時までに寝ること。朝起きたら、シャワーに入り体を洗い、清潔な服に着替えて、掃除をし、マットの上に座り瞑想し、呼吸の練習をし、アーサナの練習をしてから1日を始めるようにと強いられました。アーサナだけじゃなく、日常からヨガの実践が始まっているのです。これを実践すると平気で3〜4時間かかります。慣れるまで、本当に大変でした。会社もあるし、家族もいるし、瞑想したい時に一人になれるとは限りませんしヨガだけに励んでいられません。よくヨガの修行で海外(インドなど)に行く方はアーサナだけじゃなくブランマチャールヤを実践しに行っていると思います。集団で生活し、禁欲し、規則正しく生活を改めるのです。
「ヨガ離婚」と一部で言われている鶴○郎さんはかなり深くヨガの実践をされていると思います。普通に考えると異常かもしれませんか、ヨガ哲学ブランマチャールヤにおいては厳格に実践されているだけにすぎません。おそらくすべての欲望を手放し、ブランマチャールヤに則って生活を送っていてその結果、通常の生活サイクルとのズレが生じたのではないかと思います。
人と生活していて、特にブランマチャールヤは実践が難しいと感じます。そして実践しようと思えば思うほど、一人で生活するか、組織で修行するかが楽になると思います。
しかし、鶴太○さんレベルまで深く実践しなくても「朝活」という感じではオススメです。有名なスポーツ選手や偉人には必ず決まったルーティーンがあるといいますが、もしかするとブランマチャールヤに結びついているのかもしれないなと思ったことがあります。
自分にとっての朝から決まったルーティーンをこなし、規律正しく生活できる人は、「強い精神力と高い志と誘惑に負けない強さを得られる」というブランマチャールヤの恩恵を受けているように思えます。
確かにブランマチャールヤを実践している時は、とても辛く大変でしたが、1日1日が非常に充実して、色んなことが片付きやすい状態でした。肌の調子や体の調子も良かったし、前向きなマインドで生活を送れました。規則正しく暮らすこと=毎日を大切に生きることなのでしょうね。
私もこのブログを書いていなかったら、ブランマチャールヤのことは忘れていました。八支則は覚えていますが、実践のことは忘れていました。忙しさにかまけて、夜更かししてしまい「朝起きれない」というていたらくな生活です。今一度初心に帰り、日常から始まるヨガを実践していきたいです。
まずは早起きでの朝活から始め規則正しく生きることで、ヨガの基礎力をつけようと思います。