1年の締めくくりは108回太陽礼拝!
年末になると各種イベントやクリスマス、大掃除に来年の準備。色々とやることがたくさんあります。ヨガ的には「108回太陽礼拝」が各スタジオやワークショップイベントなどこぞって告知が始まりますね。今日は年末には108回太陽礼拝の意味とメリットお伝えします。
おはようございます川口市鳩ヶ谷の少人数制ヨガ教室「ひだまりヨガ」代表インストラクターのKumiko です。
今年は108回太陽礼拝、業務委託のスタジオで行うか、それとも一人で黙々と行うか、まだ決めていませんが、やろうと思っています
108回は煩悩の数
煩悩の数は108あると言われていますが、その由来については諸説あります。
1.人には感覚を生じさせることで迷いを起こさせる六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)があり、それぞれに好(気持ちがよい)・悪(不快)・平(どちらでもない)の三種を掛けた18の煩悩があると言われています。さらに、この18に浄(綺麗)と染(汚い)の二種を掛けて36、そこに過去・現在・未来の3つの時間を掛けて、36×3=108となると言われています。
2.四苦八苦という言葉から、四苦(4×9=36)と八苦(8×9=72)を足して108の煩悩があると言われています。
3.一年における月の数(12)と二十四節気(24)と七十二候(72)を足した数と言われています。
4.昔から日本では「たくさんの」という意味があるものに、8という数字を使っていました。例えば、八百万の神も実際に八百万の神様がいるわけではなく、それくらい無限にいるという意味です。このことから、煩悩の数が108と言われるのも、本当に108あるわけではなくたくさんの数という意味があると言われています。
なるほど、たくさんの煩悩があるというわけですね。欲深い私たちが自らの欲に振り回されて苦しんだり悩んだりするわけで、コントロールするために心を鎮める修行をするという解釈として捉えました。
ヨガのルーツもインドに古くからある自己鍛錬の修行です。
現在では健康法やフィットネス的な要素が強いですが、根底にはこの「修行」という意味合いがあるために108回太陽礼拝をして煩悩を鎮めるという方法があります。
ヨガの太陽礼拝では1つの礼拝毎に煩悩が1つずつ浄化されると考えられてます。108回に向かう途中に、色々な事が脳裡に浮かぶと思います。途中困難を感じる瞬間、軽さや爽快を感じる瞬間、楽しい瞬間、もうやめたいと思う瞬間、何故こんなことをしているのかと考える瞬間、過去を思い出したり様々な事が起こります。しかし、ただ「今ここ」「今ある幸せ」に感謝し動きながら瞑想してみましょう!
108回の太陽礼拝を終えたあとは、かなりの疲労感もありますが、充実した達成感と爽やかな感覚に満たされます。
「太陽礼拝のススメ」(過去記事)
マイペースでOK!
108回きっちりやろうと思えば、大体おおよそ2時間ぐらいかかります。休憩入れたりすれば3時間ぐらいかかります。スタジオやワークショップで行う場合は1時間半から2時間ぐらいのタイムスケジュールになってると思います。
ある程度慣れていても、108回も太陽礼拝をすると元旦から筋肉痛マックスになりますので、マイペースにお休みしながらで大丈夫です。回数も「絶対108回!」ってことはないので、浄化すること、気持ちよく動くこと、呼吸を忘れないこと、感謝することなど、回数より「すること」自体の意味を大切にしてください。最初は3回セットを続けて限界までやる、とか半分の太陽礼拝を交えて、とかでも充分です。
1年の行いを振り返りながら、また新しい年を迎える準備を「108回太陽礼拝」でしてみませんか?
太陽礼拝を丁寧に学びたい方は「ひだまりヨガ」にお越しください!