学び続けること〜ヨガの八支則【ニヤマ・ソヴァーディヤーヤ編】〜
ヨガの八支則のうちのニヤマ=やるべきこと(自己鍛錬)の一つ ソヴァディヤーヤ=学び続けること についてです。自分の真実を学び、深く理解することによって、体をゆだねる存在と繋がりが確立される。とヨガの経典には書いてあります。
おはようございます川口市鳩ヶ谷の少人数制ヨガ教室「ひだまりヨガ」代表インストラクターのKumiko です。
ソヴァーディヤーヤーは「行為のヨガ」と言われています。学びつづけること=自分が何者なのか?果たして何のために存在しているのか?何が本当に私たちを生かしているのか?どんな原理が世界を巡らせているのか?自分の真実とは?世界の真実とは?自然を巡らす存在とは?
その知恵を学ぶことがソヴェーディヤーヤの目的です。
マントラって?
スワディヤーヤとは具体的にどんな学習かというと
●経典を読み学ぶこと。
▽経典▽(私が参考にしているヨガ哲学をわかりやすく解説している本です)
やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ (YOGA BOOKS)
やさしく学ぶYOGA哲学- バガヴァッドギーター [改訂版] (YOGA BOOKS)
●マントラ(真言)を繰り返し唱えること。
といった実践的な学習も含まれます。
マントラで最も有名な聖音が「OM(a・u・m=オーム)」で、宇宙の始まりの音とされています。
マントラとは、賛歌や祈りなど宗教的な意味を持つ短い単語を抽象的に表したサンスクリット語の単語で、日本語では「真言」と漢訳され、密教では仏や菩薩の教えや誓いなどを秘めている呪文的な語句とされています。お経のようなものでしょう。
私はソヴァーディヤーヤのマントラこそが、ヨガの宗教的だと言われる所以だと思いました。もちろん経典にも「修行」的なことがたくさん書かれているので、深く知れば知るほどに「宗教チック」と思ったりしていました。
マントラを必死に大声で唱えるようなレッスンもありましたが、実は実は、やってみると意外に心地よいのです。「宗教っぽくて怖い〜」って言っていた同期の人たちも「あれ?なんかもっと言いたい!」「ガチで唱えられるようになりたい」とアーサナ(ヨガのポーズ)と同様にハマっていく人多数でした。
私はまだまだ、学びの途中で、しかも苦手な科目でありますので、なかなかマントラがレッスンには登場しませんが、学び深まったらやってみたいなとは思っています。
▽こんな記事もありました▽
「サンスクリット語でマントラを暗唱すると、脳灰白質が増加することが明らかに」
サンスクリット語のマントラは認知症の予防にも良いみたいですね。
マントラの一例をご紹介します
オーム ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(オーム 世界のすべてが至福になりますように)
ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界のすべてが至福になりますように)
オーム アサトー マー サッドガマヤ
(オーム 私を偽りから真実へと連れ出してください)
タマソー マー ジョーティルガマヤ
(暗闇から光の元へと導いてください)
ムリティヨールマー アムリタン ガマヤ
(死という限りある人生から永遠であある真実へ連れて行ってください)
オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ
(私に、周りの人に、皆に平和がありますように)
マントラを唱えることで、瞑想状態にも入りやすくなります。また、マントラの音楽なんかもあります。
▽癒されます▽
そして、スワディヤーヤとは、単なる知的な思索ではなく、現実とは何かといったことや、どのようにこの世界で善く暮らしていくかなどの綿密な分析です。
学ぶことは私はすごく苦手なのですが、レッスン全てが「学び」の連続で、こうやってブログを書くことも学びであるし、結果的に、生きることそのものは学びなのでしょうね。