快適で安定した姿勢〜ヨガの八支則【アーサナ編】〜
ヨガの八支則のうちのアーサナ=快適で安定した姿勢(ポーズ)についてです。これはヨガと言ったら=ポーズっていうぐらい一般的にも認知されています。ではなぜこんなポーズをするのか?意味や目的についてです。
おはようございます川口市鳩ヶ谷の少人数制ヨガ教室「ひだまりヨガ」代表インストラクターのKumiko です。
やっとヨガの八支則、アーサナ=ポーズです。まだ3つ目ですが、今や肩こりや腰痛に効くアンチエイジングやストレス解消、リラックス効果やリフレッシュ効果、メンタルの強化や様々に健康のためにヨガのポーズは素晴らしいとフィットネス的に行われていますが、ヨガの経典では、少し違うことが書かれていました。
安定して快適に48分間座り続けるという定義!?
アーサナの定義として「快適で安定した姿勢(座法)」ということですが、1つの座り方で、体を忘れるほど、安定して快適に48分間(1つの時間の単位)動かず座り続けることができれば、そのアーサナを達成した人と呼ばれるそうです。
ヨガの最終目的は、心を意のままに収め、悩みや苦しみから自由になることで、自由になるためには自分自身に嘘があってはいけません。自分の本当の気持ちや本質を見るためには、瞑想が欠かせませんが、その心と向き合うために静かに座る姿勢をアーサナと言います。
アーサナは訳すと、「座ること」「座る姿勢」「座る物」「座る場所」などの意味があります。
今スタジオで練習している沢山動くようなアーサナとは少し違っていて、ヨガの経典では「心を収め瞑想をするため」に行う行為がアーサナで「穏やかに安定して座り続けること」になります。
このアーサナの定義に基づくと、一つとして「達成した」アーサナがないことに気がついてしまいます。なかなか48分間はハードルが高すぎると思いますがいかがでしょうか?
ポーズ(アーサナ)だけに集中してしまうと困難に思えますが、しかしそこに「瞑想」が加わると意外とできたりします。
瞑想のレッスンを提供するのはすごく難しいのですが、トレーニングとして48分「瞑想」タイムのレッスンがありました。1時間のレッスンただ座るだけです。目を閉じあぐらや楽な姿勢で座り呼吸に集中し、頭を空にします。空にしようと思えば思うほど色んなことが頭に浮かんできます。浮かぶものを捨て続けるを繰り返し、意識がない状態になる感覚も感じることができたあたりで時間が終わり、1時間は存在しなかったような不思議な感覚を味わうことができました。
できるはずはないと思い込んでいましたが、意外と座り続けることはできます。頭がすっきりします。
そしてこの状態で座り続けるためには「安定した体の落ち着き」が必要になります。
体が安定して快適な状態を手に入れるためには?
体の安定は、「体の中心を整え」「呼吸のスピードをゆるやかにし」意識して「リラックスすること」で可能になるという教えです。これが今のヨガのポーズにつながっています。
体が快適で、呼吸が安定している時に心を扱う瞑想が可能になります。
心と体はつながっていて、自然を心地よく感じている時、心が穏やかで安らいでいる時、リラックスしている状態です。
リラックスしている状態に意識していくことで、体が安定してきます。
自分の内側、体の隅々、呼吸、感覚、心、自分自身を客観的に観察することで、小さな悩みやコンプレックスに心を惑わされることのないよう、自分の本質に心を繋いでいくことで、心地よい安らぎや安定した感覚が確かなものになっていきます。
外の世界に簡単に揺るがされない強い軸(芯)を確立できます。
これが、ヨガのポーズをとるために目的です。
これを知っていれば、ポーズができなくてもヨガができないことではないということが理解できるかなと思います
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