YOGA(ヨガ)ってそもそもなに?
ちょっとここらで原点に戻りましょう。色々とヨガについて書いてきましたが、そもそもYOGA(ヨガ)って何だろうという疑問はありませんか?
おはようございます川口市鳩ヶ谷の少人数制ヨガ教室「ひだまりヨガ」代表インストラクターのKumiko です。
一般的に思われている「体が柔らかい人がするおしゃれ意識の高い柔軟体操」がいわゆるヨガの認識であると思われますが、YOGAの歴史は古く、また神聖で奥深いものであります。その歴史や言葉の意味について書いてみます。
YOGAの言葉の意味
YOGAはインドのサンスクリット語(聖典が書かれた言葉)=ヨーガです。
サンスクリット語はパーフェクトな作られた言葉という意味で常用語ではありません。
ヨガと言ったり、ヨーガと深くこだわりがあっていう人もいます。ヨーガ=神聖で古典的な意味が付随されるような気がします。
私はヨガについて、インストラクターとして体の動かし方やポーズや歴史や解剖学、呼吸法やメンタルに与える影響などを学びましたが、ヨーガと発するほど古典的なものに深くこだわっておりませんのでヨガと(軽く)言っています。
語源はユジュ(ユジ)と言う結ぶ・繋ぐ・結婚する・一つになる・捧げる・治療する・結合するなどの意味があり、YOGAという言葉が聖典に出てきた時は「くびき」という意味で使われていました。
「くびき」ウィキペディア参照ください。
ヨガとは「結ぶ」「繋ぐ」「結合する」を意味しています。
心と身体と呼吸、自分と自然、人と人との関わり、私たちは全て繋がっています。
YOGAの歴史
BC5000年(紀元前3000年)頃くらいから、YOGAはインドとパキスタンの間、インダス川の川べりで始まったと言われています。インダス文明の遺跡より瞑想をしているヨーギー?が発見されました。
紀元前1500年頃、ヴェーダ聖典(宗教的書物)にくびきという意味でYOGAという言葉が出てきました。その中にYOGAに通じる哲学や考え方の記載があったと言われています。
YOGAという言葉が明確に確認されたのが、ウパニシャッド(奥義書)の文献です。
紀元前300〜350年頃には、インドの哲学者パタンジャリによってヨーガ・スートラが編纂されました。ヨーガ・スートラは、ヨガを体系的にまとめたもので、ヨガの根本経典として最も古い古典文献となりました。社会的にヨガが修行法として確立され、認知されていたと思われています。ヨーガ・スートラは、瞑想を中心に本当の自分(真我)を見つめ、どう生きるべきかを内側から探す方法を説き、八支則と呼ばれるヨガを深め、悟りを開くための段階的方法を紹介しています。
12〜13世紀頃、それまでヨガの中心であった瞑想と座法に加え、アーサナ(ポーズ)と呼吸法(プラーナヤーマ)で構成されたハタ・ヨガが生まれました。ハタ・ヨガは、現在、世界的に広がっているヨガの原型とも言えます。ハタ・ヨガの「ハ」は、太陽=陽を、「タ」は、月=陰を意味し、ヨガは「結合、つなぐ」を指し、「悟り」とは「自我との結合」や「宇宙と自分の結合」を意味するものです。
ハタ・ヨガは、動的なアーサナ(ポーズ)を組み込み、呼吸法と合わせ、自分を客観的に見つめるということから始まります。その過程で集中することで、意識と身体を一体化させるというもの。また、陰と陽といったことなる要素を整えることを目的とするため、心身のバランスを整えることにもつながっているのです。
1900年頃、西洋にもYOGAが伝わります。
2000年以降YOGAが大ブームになりハタ・ヨガをベースにたくさんの流派が生まれる。アシュタンガ・ヴィンヤサ、パワーヨガ、フロー、ホットヨガ、クリパルヨガ、アイアンガーヨガ、シヴァナンダヨガなどなど現在に至る。
YOGAが単なるフィットネスで終わらないのは長い長い歴史があるからです。ストレッチのポーズもヨガのポーズが元になっているものが多いです。
しかし大ブームになって20年弱、ヨガは欧米では老若男女、当たり前の健康法として行われています。日本は10年ほどヨガに対する認識が遅れていると言われています。
ヨガをすることは決して「特別なこと」ではありません。
若い女性のものではありません。
ヨガができない人はいません。
当たり前の日常に当たり前にヨガがあること。
ヨガを一度始めたら、辞めるというものではないこと。
ヨガをするのは生活をよりよく生きるために当たり前のこと。
そんな風に単純にごく自然にヨガと共に生きれたら自分も周りも平和になるのではないかと思います
当たり前の日常にごく普通に一緒にヨガをしましょう
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